令和2年11月6日
ビジネス法務エグゼクティブ
(ビジネス実務法務検定1級)
特定行政書士 安平 一樹

まず、日本経済新聞電子版「JFE、CO2排出2割減へ1000億円投資 全製鉄所に新設備」(2020年11月6日)を紹介します。
日本経済新聞の記事はこちら
ここでは、JFEスチールが2021年度までに、国内全製鉄所に鉄の成分調整にリサイクル原料の鉄スクラップを多く使用できる新型設備を導入し、環境分野に1000億円超を投資することで、二酸化炭素(CO2)の排出量を2割以上削減することが紹介されています。
これは、世界的にも環境対策を重視するESG投資が拡大していることと潮流が合っており、JFEスチールのほかにも日本製鉄がCO2削減計画を2020年内に示すとされています。

なお、ESGとは、環境「Environment」・社会「Social」・ガバナンス「Governance」の頭文字をとった言葉で、従来の財務情報だけでなくこの3つの観点を考慮して投資することがESG投資とされています(1)

環境に関する分野については、法的にも「環境法」とされる複数の法律が存在し、「環境法務」の意識も高まっています。

当職も企業法務の専門家として、環境法務の観点も取り入れ総合的なリーガルサービスを提供することを心がけています。

<参考文献>
(1)経済産業省「ESG投資」
経済産業省「ESG投資」はこちら

COCORO BOOKS【日経新聞電子版定期購読】