改正債権法に関する電子書籍執筆の経過報告

現在、「行政書士のための改正債権法講義」というタイトルの書籍を執筆しており、電子書籍で出版する準備を進めています。
改正債権法は令和２年４月１日に全規定が施行され（一部規定はそれ以前に施行）、早一年が経過しました。

当職は平成３０年２月２４日及び同年４月２１日には、市民法務研究会（千葉県行政書士会千葉支部）において、改正債権法の講義を実施しており、本書籍はその内容に基づいています。その後、既履行２回分を１回分にまとめたものを改正債権法施行直前の令和２年２月２２日に市民法務研究会で講義し、さらに同講義を改正債権法施行後の令和２年８月２５日に千葉県行政書士会市原支部でも行っています。

写真は市原支部での講義を撮影し、YouTubeの限定公開で配信されている様子です。

よって、平成３０年時点ですでに「行政書士のための改正債権法講義」を電子書籍により出版することが可能でしたが、様々な事情により実行できず、現在に至ってしまいました。
他方で、時期が遅れてしまった分その間に参考文献も増えたため、骨子は従来どおりですが細部の記載を加筆修正し、最良の内容にして出版するべく執筆に取り組んでいます。
また、本書は講義レジュメをベースにし、実際に口頭で講義した内容を追記する形式を採っているため、その加筆も行っています。

本来であれば、行政書士法制定７０周年記念日である令和３年２月２２日に出版したかったため、その時点では原案は完成していました。しかし、細部の確認と修正を行い万全の状態で書籍化することを選択したのですが、３月は１年で最も仕事が忙しい時期の一つなので、その作業が行えないまま現在に至り、業務と執筆の両立の難しさを経験しました。

完成までもう少しだけお待ちいただければと思います。