特定行政書士 安平 一樹
2023年8月23日(水)に千葉県教育会館608会議室において、千葉県行政書士会千葉支部による令和5年度市民相談員交流会が開催されました。
市民相談員とは、千葉支部が千葉市との協定に基づき、千葉市内の各区役所で開催される無料相談会において、市民の相続・遺言・成年後見に関する相談に対応する行政書士のことで、千葉支部が実施する所定の研修及び考査を経てなることができます。
当職もその相談員の1人です。
そして、年に1度、その市民相談員が集まり、委嘱状の交付と合わせて研修やグループディスカッションによる意見交換を行うための場が市民相談員交流会です。
今年度はその研修講師を当職が担当することとなり、市民相談員56名のうち参加者30名を対象に「遺産分割協議書作成から考える相続手続きの重要論点」というテーマで1時間30分の講義を行いました。
本講義は、2019年12月5日に千葉県行政書士会東葛支部「相続業務研究会」で実施した2時間分の内容を凝縮して行ったため、1.3倍速程度のスピードで講義しましたが、相続等を専門とする市民相談員だけあってしっかりついてきてくださり、講義終了後にはその内容の深さを参加者から高く評価いただくことができました。
もともと、東葛支部で行った際にも「内容のレベルが違う」との評価を受けた研修でしたから、所属の千葉支部でも講義することができてよかったです。
昨日は千葉県行政書士会千葉支部「市民相談員交流会」で、行政書士を対象に相続に関する研修講師を務めました。
市民相談員は、千葉市の各区役所で定期的に行われている相続・遺言・成年後見の無料相談を担当する千葉支部の行政書士で、私もその1人です。
本講義内容も電子書籍化できればと思います。 pic.twitter.com/RcRZYUuKTf— 安平一樹.特定行政書士 (@citylawyer11) August 24, 2023
講義内容は遺産分割協議書作成を中心に位置づけつつ、①遺言の存否、②相続人調査、③相続財産の調査、④相続財産の評価及び税務の基礎を網羅的に解説した後に、⑤遺産分割協議書作成時に書式集等を読み込み実務に活かせるよう身に付けるべき基礎を重点的に講義し、⑥相続業務に関する諸問題から⑦遺産分割協議書作成後の手続きの案内までをフォローしたものとなります。
本講義も電子書籍化をする予定となっています。