行政書士 安平法務事務所
ビジネスにおける販売促進において、チラシとDM(ダイレクトメール)は重要なツールとなります。
そして、実際に当事務所がチラシ・DMで集客を行った経験や、企業法務を専門とする当事務所が設立した顧問会社へのコンサルティングを基にして、情報を提供します。
なお、本サイトのリンクを経由して商品が購入された場合、当事務所に一定の広告収入が入ります。情報提供を継続するために必要な措置ですので、ご理解及び協力いただければ幸いです(詳細は文末の「当サイト運用指針」を参照ください)。
1 基礎知識の確認
まず、チラシとDMはそれぞれ使い方が異なります。
チラシは安価で大量に印刷できるので、広く一般家庭に訴求するのに適しています。たとえば、家庭で購入する商品販売や飲食店や美容院のように「一般的に皆が利用する商品やサービス」を案内する際に有効です。
他方で、DMはチラシに比べて費用がかかりますが、特定の業種を対象とした商品・サービスの案内に適しています。具体的には、業務用の商品はチラシを入れるより、商品購入が見込める企業に絞ってDMを送ることで効果が上がり時間効率も良いです。この判断は、同じような商品であっても誰に対して訴求したいのかによって異なります。たとえば、お弁当の販売をする場合であっても、対象とする顧客が一般家庭ならチラシ、企業の昼食用として売り込みたいならDMのほうが適しているということになります。
自社の商品・サービスをアピールしたいあまり文字ばかりのチラシやDMになってしまっては、受け手は読まずに捨ててしまうので、気をつけなければなりません。パッと見た瞬間の印象がまずは第一で、そこで受け手は読むか捨てるかを判断することから、チラシやDMのデザインが重要となってきます。また、費用を抑えようとチラシやDMを自社のプリンターで印刷するのは逆効果です。質において印刷会社に発注するより劣るのは明らかですが(印象において圧倒的に不利)、実はコストも逆に高くなってしまいます。チラシ・DMの印刷は安価で質の良い専門の印刷会社へ依頼すべきです(この後、紹介します)。
チラシ・DMには、①ホームページでは訴求できない紙媒体だからこその集客効果のほか(ネット検索をしない方に対する訴求が可能)、②ホームページが上位検索されるようになるまでのつなぎとしての効用もあります。つまり、チラシやDMにホームページのアドレスを記載しておけば、チラシやDMが印象的に気になった受け手が検索をしてくれる効果が期待できます。この場合、チラシ・DMからだけではわからない情報を知りたくて、読み手自身がホームページを検索してくれるのですから、ホームページ記載の自社情報を読み手はきっちり読んでくれます。
なお、チラシやDMにLINE for Business(無料)で作成したQRコードを添付すれば、そこからLINEによるDMを受け取ってくれる方も増やすことができます。
このように、相乗効果を狙ってチラシ・DMを活用すればより成果が出やすくなります。
起業したばかりで仕事がない時期に、自身でポスティングをする際の注意点を示します。まず、チラシお断りの表記を出している家や、ポスティングお断りの告知をしているマンションにポスティングはしないほうがよいです。後のトラブルに発展するおそれがあります。たとえば、苦情の電話やFAXが入ったり、マンションの管理人にひどく怒られるということがあります(中には、住居侵入罪で警察に通報するという強硬姿勢のマンションもあります)。
また、ポスティングを頑張りすぎてしまい、暗くなるまでやっていると不審者に間違われることがあります。特に冬は夕方でも暗くなってしまうので注意が必要です。
なお、効果は店舗型のビジネスの場合、当然ながら店舗付近が最も高く、そこから離れれば離れるほど効果は下がります。これは、チラシ作成+ポスティング代行のサービス・新聞の折り込み広告を利用する際にも注意する必要があります(無駄な費用をかけないためにも範囲を適切に絞ることが大事です)。
チラシやDMでの営業には資金が必要となります。他方で、お金と時間をかけた分、すぐに費用対効果に見合った成果が出るとは限りません。大事なことは、収益よりも広告宣伝費のほうが高くなったとしても、1人でも多くの顧客に商品やサービスに接してもらう機会をつくり、誠心誠意仕事に取り組むことで、リピーターとなっていただき、口コミで紹介してもらえる企業となることです。
また、紙媒体はずっと手元に保管してくださる方もおり、数年後にご連絡をいただける場合もあります。よって、チラシやDMには割引等の特典を設けたほうがよいですが、期間を設ける場合、その短期特典が過ぎた後も使える特典を用意したほうが得策です(ほぼすべてのチラシ・DMがこの点を見落としており、当事務所のコンサルティングでは必ず適切かつ具体的に助言しています)。
2 チラシ作成の手順
まず、チラシ印刷の基本は上記に基づき、パッと見の印象を最重要にして作成します。そのため、チラシのデザインが非常に重要となります。もし、自社の案内をするのにスペースが足りない場合は両面印刷にして、「表面はデザインとキャッチコピー重視、裏面に詳しい商品・サービス紹介」というように使い分けることをおすすめします。
キレイなチラシのデザイン作成を無料でできる印刷会社として、ラクスルを紹介します。まずはデザインの作成で通常はつまずいてしまうのですが(デザインが作れない、ネット検索でフリー素材を探してもキレイに作れない等)、ラクスルは無料のテンプレートを業種別に豊富に用意しており自社のイメージに合ったものが見つかるだけでなく、ラクスルのサイトから自身でオリジナルのチラシを簡単作成することもできます。つまり、用意されたテンプレートや豊富な素材写真のほか、自身で撮影した画像も合わせて作成することができるのです。
文章の入力も、該当箇所をクリックして打ち込むだけなので感覚的に理解できます。
その上、印刷料も自身のプリンターで刷るよりも圧倒的に安く、さらに質の良いチラシが完成します。よって、当事務所もラクスルを使用しています。
また、チラシ印刷のみでなく、チラシ印刷にオプションとして「ポスティング代行」や「新聞折込」といった集客支援サービスをつけることができます。
事前にチラシのデザイン作成は無料でできデータ保存可能で、料金も枚数や条件に応じてシミュレーションできますので、下記公式サイト(PR)よりご確認ください。
2 DM作成及び送付手順
DMの作成もチラシと同様にラクスルを紹介します。理由も同じで、デザインのテンプレートが豊富で、DMのメインとなる裏面だけでなく、宛名を印字する表面にもキレイにデザインを入れることができ、パッと見た際の印象が非常に良いからです。文字入力も感覚的にクリックして入力できるので簡単です。
また、価格も非常に安く、ハガキ代・印刷代・宛名印字代・発送代行すべて込みで、注文数によっては通常のハガキ代よりも安くなります。自身でハガキを購入して印刷をするよりも、圧倒的に安く高品質のものができるわけです。事前にデザイン作成・データ保存及び価格のシミュレーションも無料でできます。
宛名リストはラクスル所定のエクセルシートで作成できますので、下記公式サイト(PR)からご確認ください。