ビジネス法務エグゼクティブ
(ビジネス実務法務検定1級)
特定行政書士 安平 一樹
日商簿記1級 会計担当職員

事業経営に必須の会計から確定申告。
そして、事業主の多くが日々の会計記帳から確定申告をご自身でされていると思います。
また、今回が初の確定申告という方もいることでしょう。

そうした方向けに、企業法務を専門とし、顧問先の会計業務を受任している当事務所が実務経験に基づき、個人事業主の会計・確定申告書のほか、会社等の法人の会計及び法人税申告書の作成ソフトを紹介します。

※会計業務(会計記帳から決算書の作成まで)は非独占業務であり行政書士も行えますが、確定申告は税理士の独占業務となります。

以下は、当事務所でも使用している「弥生会計」をベースとして、弥生会計を紹介する理由に始まり、個人事業主から法人成りにより会社設立する流れも意識して解説します。

会計に関する書類の重要性

まず、会計において最も重要なことは、正確な会計記帳がなされていることです。
なぜなら、その後の確定申告書・法人税申告書等の税務申告用の書類は会計データに基づいて作成されるため、その大元に不備があればすべてが崩れてしまうからです。
そのことから、税理士によっては顧問契約を締結し、日々の会計業務から依頼しないと確定申告等の手続きを受任しないという方もいます。

また、確定申告がある関係で会計は税務面のみに注意が行きがちですが、資金調達や助成金・給付金申請においても重要な意義があります。
たとえば、融資を受ける上で決算書が重要となりますし、コロナ関係の給付金では確定申告書類とは別に売上台帳が作成されていることが原則として求められており、当然、会計書類と確定申告書類の数字が一致していることも必要です。

この点、弥生会計では通常の会計記帳と併行して自動で売上台帳が作成されますし、入力した会計データに基づきソフトが決算書や確定申告書を作成してくれるので数字も一致します。
つまり、正確な簿記の知識がなくても、弥生会計の手引きに従い簡単な入力操作を行うだけで、正確性の高い確定申告書類を作成できることとなります。

なお、個人事業主は弥生会計で会計記帳から確定申告書まで作成できますが、法人は会計記帳から決算書の作成までで、法人税申告書の作成はできません(法人税申告書まで作成できるソフトは店頭で購入できるような一般的なものはありませんが、存在しますので後に紹介します。)。

実務でも使われる弥生会計

弥生会計は「クラウド申告シェアNo.1」で「2人に1人が使っている」とされていますが、実務者にも利用されています。

当事務所も開業以来、自身の確定申告書類を弥生会計で作成しているだけでなく、すでに述べたとおり、業務として受任する会計も弥生会計を使用しています。
これはソフトの信頼性に基づいていますが、確定申告の際に会計データを税理士に引き継ぐ上でも意味があります。
つまり、どの会計事務所でも弥生会計のデータに対応しているのが通常ですので、データの受け渡しが円滑に進みます。

これは、事業が拡大あるいは会社設立して、確定申告は税理士に依頼したいと考えた場合の会計データの引き継ぎだけでなく、会社設立後も法人税の申告まで自身で行いたいと考えたときにも影響してきます。
なぜなら、法人税申告書作成ソフトも対応可能な会計ソフトが限られていますが、弥生会計ならばどの法人税申告書作成ソフトでもデータが引き継げるからです。

弥生会計の種類

これまで、会計の難しい話は出てきませんでした。それは弥生会計の手順に従って入力をすれば、会計の知識がなくても書類作成できるからです。
以下に、弥生会計の製品案内をします。どれも無料期間がありますのでご参照ください(無料のまま使用してキャンセル可能)。

(1)弥生会計オンライン(法人及び会計実務者用)
会社の会計から決算書類作成(法人税申告書は除く)、個人事業主の会計から確定申告書作成まで行えるソフトです。
会計事務所へのデータ引継ぎや、法人税申告書作成ソフトへのデータ移行も可能です。
1年間無料でお試しできます(次年度更新の際に、有料で更新するか無料のまま終了するかの確認があります)。

詳しくは、下記バナーから公式サイトをご確認ください。


(2)やよいの青色申告オンライン(個人事業主用)
個人事業主で青色申告をする方が、ご自身で会計から確定申告書作成までを行えるようにするソフトで入力方法も簡単です。
1年間無料でお試しできます(次年度更新の際に、有料で更新するか無料のまま終了するかの確認があります)。

詳しくは、下記公式サイトをご確認ください。
やよいの青色申告オンライン

(3)やよいの白色申告オンライン(個人事業主用)
個人事業主で白色申告をする方が、ご自身で会計から確定申告書作成までを行えるようにするソフトで、入力方法も非常に簡単です。
このソフトは無料で期限なく使用することができます。

詳しくは、下記公式サイトをご確認ください。
やよいの白色申告オンライン

個人事業主における青色申告と白色申告の違い

青色申告と白色申告の違いは多数ありますが、最も大きな違いを整理すると、青色申告ならば65万円の特別控除(収入から65万円を差し引くことができる)があり、赤字を3年間繰り越すことができますが、白色ではこれらのメリットはありません。
他方で、青色の複式簿記よりも白色の単式簿記のほうが記帳が簡単という点がありますが、上記ソフトを使えば複式簿記の知識がなくても記帳できますので、青色申告を選択する方がほとんどです。
なお、青色申告を選択するには、その年の3月15日までに「青色申告承認申請書」を所管の税務署に提出する必要があり、それ以降に開業した場合には、開業から2か月以内に同申請書を提出することになります 。

法人税申告書作成ソフト

法人税申告書作成ソフトの中で、会計事務所でも利用しているところがあるとされているものとして、「法人税の達人」があります。
当職の顧問先でも、会計記帳から決算書の作成までは当事務所が弥生会計で行い、法人税申告書は自社で法人税の達人を利用して作成している会社もあります(税理士費用の節約)。なお、法人税の達人は弥生会計以外の会計ソフトでは連動できませんので、ここでも弥生会計の有用性が表れています。

下記サイトから「法人税の達人」の最新版がダウンロードできます(商品画像はイメージなので年度が最新ではありませんが、ダウンロードされるのは最新版です)。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

法人税の達人 Standard Edition ダウンロード版
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会計記帳の解説

ソフトで作成する上でも、会計の知識があるほうがより正確に決算書類を作成できます。
そのため、現在、解説記事を作成中です。