2022年8月20日
最終更新:2023年4月5日
特定行政書士 安平 一樹

「安平教室」(あんぺいきょうしつ)は、当職が専門とする学校法務である「いじめ・不登校対策」から生まれた個別学習指導の教室です。
「いじめ・不登校対策」についてはこちら

なお、生徒はいじめ・不登校経験者に限られませんが、一度に受け持てる人数に制限があります。

以下に、安平教室の特徴を紹介しますのでご参照ください。
(ラフに書き上げた段階であり、いずれもう少し装飾をして見やすくする予定です)

1 「安平教室」の概要~「塾」ではなく「教室」である意味~

安平教室は、いじめによる不登校から学力を落としてしまった子どもを、再び学校に戻れるようにするため(他校への転学も含む)、あるいは学校に戻ることは難しくても進学できるようにするために誕生しました。
単に勉強を教えるだけではなく、傷ついた心を癒やすことも意識しているため、「全教科」を当職が教えます。よって、人間的な交流もある「教室」であり、「超少人数制」となります。

いじめを経験した子どもは深い心の傷と強い精神的なストレスを負っているため、その状態で勉強に耐えることが困難といえます。
そのことから、当職は合理的で負担が少なく、かつ、わかりやすい学習指導を心がけることで、いじめ被害者の子どもを復学・進学へ導いてきました。
これは、自身もいじめを受けたことがあり、高校2年次には不登校に陥り中退しかけた経験があるからこそできることでもあります。
そして、その学習指導自体が評判となり、紹介によりいじめ被害児童以外の生徒も受け持つようになりました。

また、当職自身が国家資格者であり、大学院も修了しているため、小中学校・高校の勉強から高校・大学受験指導にとどまらず、看護学校や専門学校、資格試験の指導まで対応しており、将来に向けて万全のサポートを行うことができます。
例えば、通常の塾では手薄になりがちな面接、志望理由書及び小論文も、自身の大学院受験の経験を活かして万全の対策をしています。

2 合格・進学等のストーリー

一度に多くの生徒を受け持てない超少人数制のため、安平教室を始めた2015年から現在に至るまでに教えた生徒数は11人で、現在受け持っている生徒は1名です(男女比は男子3名:女子8名で女子が多いのは偶然の要素もありますが、男性の先生は苦手という子たちが当職なら気にならないということで、他の塾から移籍してきたことも影響しています。性別についてはデリケートな問題もありますが、一応の目安として示しました)。
その生徒全員が、必ず結果を出しています。

例えば、いじめ不登校により学力も進学の希望も失った状態からの上智大学合格、真ん中より上ぐらいの偏差値の公立高校で学年で「ビリから2番目」からの明治大学合格、偏差値50程の公立高校で学年で真ん中よりやや下の順位(模試の偏差値40台前半)から指導期間7か月での國學院大学合格(その高校内では一番の難関大学合格)等、様々な実績とストーリーがあります(学年でビリから10番以内の子がその高校ではトップレベルの大学に合格して学校の先生が驚いた、高校のクラスでビリで卒業も危うかった子がクラスで最も成績の良い子と同じ大学に合格した等)。
また、高校でのいじめ事案への対応を法律家として受任し、その一定の解決後に安平教室で預かり、AO入試で大学へ進学した生徒もいます。

他方で、高校受験においては、家庭の事情で公立高校に受からなければ高校生になれないけれど、公立高校に入れる学力がないという生徒を3名、全員公立高校合格へ導く等、対応できる幅は極めて広いです。
また、学力に難があり、小学校で特別な教室に移された生徒を元の通常クラスに戻す等の成果も挙げています。

つまり、様々な事情により「勉強に取り組めない・気力がない・努力できない」状態に陥っている子、一般的な塾では救済できない子どもたちを預かり、希望のある未来へ導くことが安平教室の最大の特徴です。

さらに、社会人の看護学校受験を指導し合格に導くなど、世代・分野に囚われない学習指導を実現しています。

3 超少人数制の理由

「街の法律家」である行政書士を本業としており、その専門業務の一つである「学校法務」の派生業務として学習指導を行っているため、一度に原則として1人(例外として2人まで)しか生徒を受け持つことができません(特別な事情があれば、人数制限を少し超える程度までであれば対応することもありますが、その時の状況によりどうしても受けられないこともあります)。
しかも、完全なマンツーマンで全教科を当職がその生徒の性格に合わせて教えますので、どうしても生徒数を増やすことができないのです。

「学校の1クラス分の人数を生涯で教えることができたらいいな」、そんな気持ちで始めた当職の取組みが安平教室です。

そのことから、原則として、最長で3年までしか教えることはしませんし、3年で一人前に育て上げることを意識しています。
もっとも、1年半から2年程度、当職が学習指導をすれば、自身で勉強に取組み問題を解ける力が身につき、その後はどの塾で勉強しても大丈夫な状態となる子もおり、その場合には早期に卒業させることもあります。
例えば、「合格・進学等のストーリー」で紹介した上智大学・明治大学に合格した子たちは、早期卒業でその後は他の予備校で勉強して大学に合格しており(これまで「早期卒業」は1年半から2年程教える期間を持てたこの2名のみ)、國學院大学の子は半年程度の指導期間でしたので最後まで当職が指導をしています。
なお、「早期卒業」の子は大学受験時までは指導していないので、純粋な学習塾的な見方をすれば「それは合格実績ではない」という指摘もあると思いますが、安平教室は合格実績を謳う学習塾ではありません。そして、出会った当時のその子たちの状況からして、「安平教室で習えたからこそ合格できた」と生徒・保護者も考えてくれていますので、「合格・進学等のストーリー」で紹介しています。むしろ、当職の生徒であるにも関わらず、安平教室のストーリーから外すことは、その子たちを傷つける行為でしかありません。1人1人に注いだ「思いの深さ」や「在り方」、「つながり」が一般的な学習塾とは異なるのです。

ただし、日本語の読み書きに不自由がある等、学力に特別な問題がある子に関しては、例外的に3年を超えて勉強を教えることもあります。
実際に、読み書きの水準を向上させて、専門学校に合格するところまで指導した経験もあります。

なお、当職としても、多くの生徒を受け持てないことは心苦しく思っていますので、現在、教室とオンラインを併用しての「集団指導」の導入も検討していますが、まだ構想段階です。

4 学習指導の専門性

安平教室を運営する上で、次第に学習指導にも専門性が生じてきました。
つまり、当初は様々な科目を指導していましたが、その内容に対応できるほど勉強時間を確保できる子はそう多くはなく、学習の範囲を絞る判断が必要となるケースがほとんどでした。

高校受験であれば、家庭の事情で必ず「公立学校」に行かなければならない子向けの「公立学校専門」の学習指導が専門となります。
例えば、当職が中学生に教えることが最も多い科目は数学ですが(数学・英語を中心にして5科目の指導)、数学に関しては指導して1か月で「18点→68点」(40点アップ)、「25点が50点」(点数が2倍)、「他の塾のクラスで下から2番目の順位だったが上から2番目に逆転した」等、わずか1月でも成果の出やすい科目です(中学で当職が数学を教えて高校受験に合格した後、高校では数学で学年1位になった子もいます)。
これは、数学は他の科目に比べて暗記することが少ないため、勉強時間が短くても学習指導の質により成績を上げることが可能なことによります。
すると、保護者としてはさらに成績が上がることを期待しがちですが、生徒の勉強時間自体が増えない限り、成績が上がり続けるものではありません。
よって、数学の難しい問題まで解くよりも、基本的な問題を解くことを意識し、残された時間は他の科目の勉強に使う等、その子の実情に合わせた教え方をしていくことになります。
逆にいえば、難関高校をめざすのであれば、基礎力が身についた時点で他の塾で学んでも合格は可能と考えています(生徒を多く受け持てないためやむを得ない対応)。

次に、大学受験でいえば、私立文系の「現代文+英語の2科目受験」または「現代文1科目受験」、「推薦・AO入試」が専門となります。
その理由として、どうしても勉強時間を増やすことができない生徒を大学に進学させるためには、科目数を絞らなければならないことが挙げられます。
これは、当初は英語・国語(現代文・古文)・社会(日本史または世界史)の3科目で学習指導を始めても、勉強時間が少ないため、古文や社会まで手が回らない生徒がほとんどであった経験に基づいています。そのことから、古文・社会の勉強に中途半端に時間を割いて、途中でそれらの科目を捨てなければならないということが多々ありました。
一方で、現代文や英語、特に現代文についてはハイレベルな指導が可能であり、英語も弱点を綺麗に補って教えられる強みがあるので、生徒の勉強時間の短さを指導力でカバーできます。
また、志望理由書や小論文、面接対策は超専門的な能力を有していますので、推薦・AO入試の対応も万全です。

現在は、高校・大学受験に関しては専門分野に限った指導のみをしています。これも生徒を多く受け持てないがゆえの対応となります。

なお、勉強の教え方やカリキュラムについては、生徒1人1人に合わせて当職が適時に判断しており、「オーダーメイドの個別指導」を行っています。

5 学習環境

当事務所の広い応接室を利用して、個別指導を実施します。
コロナ禍においてはパーテーションも設置しており、新型コロナウイルス感染対策も十分行っていました(現在はパーテーションは外しています)。

応接室・アクリルパーテーション

県外から通う生徒もいましたので、保護者が待機できる別室も用意してあります。
なお、遠方から習いたい子の場合、オンラインでの個別指導も対応できます。

6 報酬額

入会金・管理費等は一切なく、時間制のみの報酬額となります。
また、いじめ・不登校児童の学習指導がベースにあるため、当日キャンセルをした場合もキャンセル料は発生しません(つまり、授業を受けていないので無料ということです)。
実際に、いじめ被害児童の場合、当日の心理状態により、授業がキャンセルになることがありますが心配する必要はありません。

そして、1時間の授業料は原則6,600円(税込)です。
1度に1人のみの完全なマンツーマン授業で、必ず当職が教えるという特典付です。
つまり、「月毎の教えた時間数×6,600円」が月謝となります。

これは、プロ家庭教師の授業料の相場が1時間22,000円(税込)であることと比べると、非常に安い価格となっています。
その理由は、安平教室の運営は本来業務である法律業の収益に依拠しており、同教室では利益を出すことよりも、子どもの未来を守るための事業として行っていることによります。
例えば、授業が当日キャンセルになった場合、当職はその時間を本来業務の遂行に使えばよいので損失は発生しません。だからキャンセル料は不要なのです。
また、1時間6,600円(税込)という価格も、一般家庭に払える価格の限界と当事務所が背負う負担の観点から、最も低い価格帯に設定しています(代表行政書士である当職が完全にその時間を拘束されますので、これ以上安い価格にすると教室の運営自体が維持できなくなってしまうことによります。法律家の相談料の相場が税込で30分5,500円であることと比較するとわかりやすいと思います)。

なお、様々な家庭への配慮から、安平教室の個別指導の良さを可能な限り活かしたまま、授業料を低額にした集団・オンライン授業もいずれは実現したいと考えてはいますが、すでに述べたとおり、構想の域をまだ出ていません。

ところで、塾で習う学費の捻出が困難な場合や、塾での学習を補う用途での「スタディサプリ」の活用は有効だと思います。
安平教室の生徒にもスタサプを併用している子がおり、授業内容の評判もよかったです。

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なお、スタサプに限らず、オンライン授業を提供するサービスのメリット・デメリットははっきりしており、その理解が不正確なままでの口コミも見かけるので、いずれ整理した記事を作成したいとも考えています。

7 役立つ情報

その他、子どもの学習に関して役立つ情報も適時、以下に紹介していければと思います。

・高校受験対策でおすすめの問題集や勉強法を下記記事で紹介しています。
中学用の問題集:高校受験対策

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